ナイフ形石器
ナイフ形石器は、剥離した岩石の鋭い側面の一部を刃のように残し、他の側面を潰して、現在の片刃のナイフに似た形に作られた石器です。
このナイフ形石器は南国市にある奥谷南遺跡1・2号岩陰(後期旧石器時代〜縄文時代)から出土しました。(左)は河原でよくみられるチャートというとても硬い堆積岩で作られ、片側の側面に加工が施されています。(右)は泥が水中で堆積してできた頁岩という板状に割れやすい岩石で作られ、両側面に加工が施されています。奥谷南遺跡1・2号岩陰ではナイフ形石器が約60点出土していますが、そのうちの91%がチャートで作られています。
- 遺跡名
- 奥谷南遺跡(おくたにみなみいせき)
- 所在地
- 南国市岡豊町小蓮 GoogleMAPで表示
出土場所
- 旧石器時代
時 期
- 全長
- (46)4.30㎝,(53)4.75㎝
- 全幅
- (46)2.40㎝,(53)1.89㎝
- 全厚
- (46)1.15㎝,(53)1.00㎝
- 重量
- (46)7.90g,(53)7.20g
法 量
備 考
その他の収蔵物
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- 名称:
- 革帯装飾具(丸鞆)
- 出土:
- 具同中山遺跡群
- 時期:
- 古代
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- 名称:
- 磁器 染付輪花大皿
- 出土:
- 追手筋遺跡
- 時期:
- 近世
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- 名称:
- 蝙蝠扇
- 出土:
- 林口遺跡
- 時期:
- 中世
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- 名称:
- 太型蛤刃石斧
- 出土:
- 田村遺跡群
- 時期:
- 弥生時代