土偶
土偶は、縄文時代から作られはじめた土製品の人形のことで、主に東日本で多く出土しています。
この土偶は土佐市にある居徳遺跡(縄文時代晩期〜中世)から出土しました。頭から胸部分が残り、正面の顔面部分にはヘラで描かれた目と隆起した鼻が、左右の側面には耳と思われる凹みがみられます。顔面下にある横方向の隆起は、肘を曲げて胸の前で交差させた状態の腕を表現していると考えられます。背面には円形の隆起があり、結った髪を表現しています。本来の形は顔面だけでなく全身があったものと考えられ、復元全長は40.0〜50.0㎝と推定されます。これは全国的にも最大級のものです。居徳遺跡では他に2点、顔の一部と胴体の一部と思われる土偶の破片が出土しています。
- 遺跡名
- 居徳遺跡群(いとくいせきぐん)
- 所在地
- 土佐市高岡町乙 GoogleMAPで表示
出土場所
- 縄文時代
時 期
- 全長
- 18.2㎝
- 全幅
- 17.5㎝
- 全厚
- 7.3㎝
- 重量
- 490.0g
法 量
- 埋文センターのキャラクター文蔵くんのモデルです
備 考
その他の収蔵物
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- 名称:
- 泥塔
- 出土:
- 具同中山遺跡群
- 時期:
- 中世
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- 名称:
- 磁器 染付輪花大皿
- 出土:
- 追手筋遺跡
- 時期:
- 近世
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- 名称:
- 革帯装飾具(丸鞆)
- 出土:
- 具同中山遺跡群
- 時期:
- 古代
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- 名称:
- 蝙蝠扇
- 出土:
- 林口遺跡
- 時期:
- 中世