能茶山窯と現代の窯業
2018.10.21(日)
能茶山(のうさやま)窯は、文政3(1820)年に藩窯として開窯し、以後、明治3年までの50年間、当時需要が増大していた磁器の生産をした窯です。製品は大小の皿鉢、徳利、花入や、茶碗や皿などの雑器類など多種であり、能茶山独特の絵付けと「能茶山製」「茶山」「茶」「サ」など銘が入れられているのが特徴です。窯跡は高知市鴨部能茶山の南側斜面にあり、現在は僅かに階段状の窯床が登り窯の跡を残していますが、その規模は全長23m、7室あったとされています。現在でも、土佐を代表する陶芸であり、尾土焼・能茶山焼として茶器や生活雑貨まで幅広く作られています。
今回は、実際に残っている窯跡から分かる当時の登窯の特徴や、現在の能茶山焼の製作所を見学し窯業の歴史について考えてみたいと思います。
※小学校高学年以上対象(小学生は保護者の同伴が必要)
- 開催日
- 2018年10月21日(日)
- 時間
- 13:30〜16:00
- 場所
- 高知県高知市鴨部他
- 申し込み
- 必須(2018年08月21日 08時30分から受付)
- 定員
- 40名
- 費用
- 無料
申込のキャンセル、訂正や変更はお電話(088-864-0671)でお願いします。
講座詳細情報
【講 師】
吉成承三(調査課長)
【日 程】
13:00〜13:30 現地集合・受付
13:30〜13:40 挨拶・日程説明
14:00〜15:50 史跡能茶山窯跡等の見学と解説
16:00 解散
【参加費】
無料
【集合場所・駐車場】
高知市立鴨田小学校駐車場(南広場)
Googleマップ https://goo.gl/maps/jkBzc3hnGA82
【受付開始日】
平成30年8月21日(火)
【注意事項】
現地集合となりますので,ご注意ください。
小雨決行ですが,大雨の場合中止となります。
【お問い合わせ先】
高知県立埋蔵文化財センター調査課企画調整班
TEL:088-864-6266
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